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コンセプトノート

730. 受容というライフスキル

スタバによる、バイアスに気づく研修 2018年4月12日、米フィラデルフィアのスターバックスで、何も注文せず店内にいた黒人男性2人がトイレの使用を拒否されたうえに警察に通報され、逮捕されました。これが人種差別問題として注 […]

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729. 犯罪性向を乗り越える

マインドフルネス瞑想をすれば犯罪性向が低下するわけではない 「マインドフルネス瞑想は、犯罪歴のある人の犯罪性向(1) を減らすのに役立つか?」という問いを立てて実験をした論文を紹介する記事を読みました。(2) 実験では、 […]

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728. ファクト(事実)チェック(確認)は「事実確認」にあらず

ファクトチェックとは 次に学んだのは、ファクトチェックは「事実確認」ではなく、ある事実に基づいた「言説」(Statement) の論理的な正しさを主な対象としているということです。ということは、持ち出された事実の正誤を検 […]

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727. 恐怖を和らげる(毒)薬としての怒り、およびその解毒

「わからない」ことは「死ぬ」こと 先日、病院で会計を待っていたら、還暦あたりと思われる婦人と黒いパンツスーツの若い人(こちらも女性。以下若スーツさんとします)がやってきました。受付を済ませてソファに座るやいなや、ご婦人は […]

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726. 早とちりを防ぐ

即断からは学べない 数日前に、いくつかのメディアに面白い研究結果が載っていました。 ラットに二択課題を解かせたところ、長い潜時をもった誤選択(つまり熟慮後の失敗)を繰り返したラットが良好な成績をあげました。 「失敗は成功 […]

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725. 長老的リーダーシップ

なぜ、長老にすべてを聞かないのか 物語では、村人がほんとうに困った事態に陥ったときに、村長が先頭に立って「長老」に教えを乞いに行くシーンがよくあります。長老は、たいてい村の隅に住んでいる老人で、昔のことをよく知っている知 […]

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724. 本質などわからない。とりあえず打てる手を多く持つ

人体でいえば…… 「免疫」という医学的な比喩を用いたのには理由がある。このメカニズム自体は悪いものではないと伝えたかったのだ。医学上の免疫機能はきわめて優れたメカニズムであり、ほとんどの場合は素晴らしい役割を果たしている […]

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723. 「こんなもん化」的楽観主義を補正する

こんなもん化 (Satisficing) 一つ、著者というより訳者の仕事で印象に残ったのは「こんなもん化」という言葉。 どんな意思決定者でも、複数の選択肢を忍耐強く比較検討するのは難しく、緊張を強いられる作業で、同時にい […]

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722. 苦難から立ち直れる「ボタン」がある

ストレスを軽減するボタン 不快な騒音を参加者に聞かせて、集中力が求められるパズルなどの課題に取り組んでもらった。参加者は汗をかきはじめ、心拍数と血圧が上昇した。集中が途切れ、ミスを連発した。イライラするあまり、課題を投げ […]

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721. ディラック・テスト(言外の意味を最小化する)

「言外の意味」を解さないディラック  ある講演の席では、こんなことがあった。ディラックが発表しているとき、同業者が口を挟んできた。「わたしにはその公式は理解できない」。ディラックは、束の間の沈黙の後、何事もなかったように […]