カテゴリー
コンセプトノート

740. 共感の限界

共感のスポットライト効果による限界  本書で私は、共感と呼ぼうが呼ぶまいが、他者が感じていると思しきことを自分でも感じる行為が、思いやりがあること、親切であること、そしてとりわけ善き人であることとは異なるという見方を究め […]

カテゴリー
コンセプトノート

739. 直観の精度を高める(学ぶ、鍛える、養う)

思いつく手が、そもそも最善手 まず、1940年代の実験から。チェスで、局面を見てから指し手を決めるまでの思考過程が、グランドマスター(名手)とアマチュア上級者ではどう違うのかが比べられました。 指し手を決めるために分析し […]

カテゴリー
コンセプトノート

738. 「思考が整理されている」とはどういうことか

思考を整理する6つの法則 実際、精神科医とコーチの共著である本書の骨格になっているのは「思考を整理する6つの法則」というものでした。 【動揺を抑える】 自分の感情を意識しコントロールする。怒りや苛立ちをいったん脇に置き、 […]

カテゴリー
コンセプトノート

737. 身体的意思決定

怒りを身体で感じ取る 【Recognize(認識する)】 怒りが起きていることを認識する 【Accept(受け入れる)】 怒りが起きているという事実を受け入れる 【Investigate(検証する)】 身体に何が起きてい […]

カテゴリー
コンセプトノート

736. 予測、実感、解釈

まるで夢のような私 〈自己〉に関わる病の取材を通じて〈自己〉について考える本でした。帯から一部を引用します。 「自分は死んでいる」と思いこむコタール症候群、自分の身体の一部を切断したくてたまらなくなる身体完全同一性障害( […]

カテゴリー
コンセプトノート

735. 交渉戦術としての共感

戦術的共感 先週、先々週と、『共感の社会神経科学』という本からの学びをまとめました。共感については一区切りつけたつもりでしたが、意外な本でまた「共感」に出会ってしまいました。 交渉の本の例に漏れず、本書も「ハーバード流交 […]

カテゴリー
コンセプトノート

734. 共感力を磨く(2)

〈「共感力を磨く(1)」からの続き〉 プロフェッショナルはいかに共感力を磨くか 第10章「共感的共鳴:神経科学的展望」で、ジーン・C. ワトソンらは『セラピストは、クライエントに共感する能力を最大限にするために、数多くの […]

カテゴリー
コンセプトノート

733. 共感力を磨く(1)

共感にまつわる混乱 用語の混乱は広く了解されていることがらのようです。第1章で、社会心理学者チャールズ・ダニエル・バトソン博士は、共感という用語が次の2つの質問に対する答えとして用いられているからだと述べています。 質問 […]

カテゴリー
コンセプトノート

732. 映画をコマで見る(観察の話)

ストーリーでなくコマで見る 冒頭近く、スマナサーラ長老は、自分の映画の見方をこう語ります。 私は分析して意味を求めますから、何を見るときでもコマで見る癖があります。ストーリーは読まないで、編集して入っているカットだけで読 […]

カテゴリー
コンセプトノート

731. 第三の要素で失敗を防ぐ

失敗を成長につなげる3ステップ 最近、ミーティングをすっぽかすという失敗をやらかしました。A社におうかがいして3人の方にお目にかかることになっていたのにそれを忘れ、アレンジしてくださった方から電話をいただいてもなお気づか […]