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コンセプトノート

140. 週記のすすめ(3) ― チャンスに強くなる

テーマを決めて週イチで書いてみるという「週記のすすめ」。
週記のすすめ(1)
週記のすすめ(2)

今日は、週記から期待できる効果について考えてみたいと思います。すでに(1)で
・「感じた」ままで終わらせない
・過去の自分と比較することで思考の堂々めぐりを防ぐ

という効果を挙げました。今日はもう一点付け加えます。

チャンスに強くなる

Aさんは、すでに自己資金で自分の会社を立ち上げています。
更に新事業として温めているテーマがあるとのことでしたので、
VCの方に紹介する前提でお話をおうかがいしました。
しかし雑談から入って20分ほど。Aさんは自然と
「もう少し時間を掛けて再挑戦します」
と言われました。

わたしが特別に鋭い質問を発したわけではありません。
ただ、あるテーマで20分も話をしてみれば
どのくらいそのテーマについて考えを巡らせてきたのか、
話している本人が気づくものです。

わたし自身もつい最近似たような経験をしました。
知人が面白そうなプロジェクトの話をしています。
何か一枚噛みたいと思うのですが、どこかで読んで
きたような話しかできません。
「これではお声が掛かるわけがない」
と思わざるを得ませんでした。
チャンスを逃したわけです。

チャンスに巡りあう確率は、大なり小なり上げられます
確実でないのはそれが「いつ」なのかということ。

本業をこなしながら、新しいテーマで
いつ来るか分からないチャンスを捕まえるには、
いつ準備を始めればいいか?

そう、「今から」「少しずつ」、ですね。
週記はそれを可能にしてくれると思います。