上記は、監修の金井壽宏先生が解説に寄せた文章から引いています。日々の仕事で「因果論に固執する近代以降の科学的思考法」ばかりやっているせいか、その限界について、特に個人の意志決定を因果論的に考える限界については、よく考えて […]
カテゴリー: コンセプトノート
249. 原因と結果の間にあるもの
例えば、Aという商品がヒットした主な原因を分析したところ、卓越したキャッチコピーだったとします。 その原因(よいコピー)がなければ、この結果(ヒット)はなかった。しかし、その原因があれば必ず同じ結果になるかというと、そう […]
248. 協調すれども同調しない
非属の才能 漫画家である著者は、『実際に、楽しそうに、幸せそうに生きている人に会いに行って、そのコツを聞き(p25)』だすというインタビューを重ねています。そこで見えてきた共通点をまとめたのが「非属の才能」という言葉です […]
247. 決して陳腐化しないスキル
「自らに変化を課す、それぞれの新年」というコンセプトノートに、お便りをいただきました。 数年の独立経験を経て、いまはベンチャー企業の副社長です。独立事業者時代を振り返って、「いつ自分のスキルが陳腐化するか」という恐怖が最 […]
246. 鍛えるとは、捨てて残すこと
刀鍛冶が刀を鍛えるところを見学しました。鉄のかたまりを打ち延ばしては畳み、打ち延ばしては畳む。そういう作業を7回くらい繰り返しながら刀の形にしていくとのこと。豆腐大の鉄から鍛えはじめて、やっと揚げ豆腐ほどに平たくなるまで […]
245. 書くという癒し
「書く」機会の増加 幸か不幸か、われわれは未曾有の「大量に書く」時代に生きています。いつからどれくらい増えたのか定量的に測ることは難しいとしても、ネット以前と以後では、仕事や生活の中で「書く」量が増えたことはまず間違いな […]
1月と2月は、できるだけいろいろな人に会うようにしています。それぞれのお話の根底に共通するものを感じましたので、今回はその部分を切り取ってご紹介します。 エピソード1 今週、ちょっと音信の途絶えていたAさんが連絡をくれ、 […]
Fruitful Monotony(実りある単調さ) 大きなプロジェクト、栄光、合格、すべてに共通していることは、その裏側には耐えがたいような単調さが存在しています。fruitful monotony(実りある単調さ) […]
242. 大切だが、すべてじゃない
「学校でいじめられて、とてもつらい……」と泣きついた私を、祖父は近所の丘に立つ大木まで連れていき、一緒に登りはじめた。 十メートル登ったあたりで祖父が切り出した。「周りを見てごらん」。顔を上げると広大な景色に学校がぽつ […]
毎日を多忙に過ごしているにもかかわらず、本当に必要で意義があり、真の充足感をもたらしてくれる何かについては、まったく達成できていない状態。行動しているように見えて(アクティブ)、実はなんの行動もしていない(ノンアクション […]