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コンセプトノート

630. 決め急ぎ・決め逃しを補正する

「決めどき」は難しい 「急がば回れ」「急いては事を仕損ずる」と、決め急ぎを戒めることわざがあれば、「巧遅は拙速に如かず」「善は急げ」のように決め逃しを戒めることわざもあります。それほど決めどきをつかむのは難しいということ […]

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629. 象がぬかるみにはまり込むように

沈黙をもって答えとなす 『ブッダは、相手の発展段階、性向、精神的特徴、性格、理解能力を考慮して話をした。』と紹介されています。漢訳でいう「対機説法」ですね。さらに文献が引用されていませんが『ブッダによれば、質問への対処の […]

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628. よい俳優は3つの視点を持っている

役の視点、観客の視点、俳優の視点 【役の視点】 演じる役の立場で、その状況にふさわしい感情を呼び起こす 【観客の視点】 観客の立場で、観客の視点から自分の演技をモニターする 【俳優の視点】 冷静に、記憶した段取りを実行す […]

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627. ホモ・ナランス(物語を語る人)

物語を語る動物としてのヒト そのなかに「物語を語る」という章があります。 『私たちは物語によって、他者を自分の心のさまよいに連れ出す。文学者のジョン・ナイルズは、私たちの種名を「ホモ・ナランス(物語を語る人)」に改めるべ […]

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626. 未来と現在の輪を重ねる

未来の自分をどう見ているかで金融資産が予測できる スタンフォード大学の研究者による面白い実験を読みました(1)。簡単に紹介します。 重なり具合の異なる二つの円のペアが、7組並んでいます。一番左は「◯◯」のようにまったく重 […]

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625. 包容のサークルを描くために

インナー・イエス 『インナー・イエスとは、自分自身を、次に人生を、最後に他者を受容し尊重する前向きな姿勢である。』 なぜ、自分・人生・相手の受容と尊重が重要なのか。著者は長年にわたって労使紛争や地域紛争の解決に尽力してき […]

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624. ほめるの反対は……

称賛によって伸びる人、批判によって伸びる人 人の傾向は「促進フォーカス」と「予防フォーカス」に大別されるという研究があります。促進フォーカスは『達成、報酬、成功などの機会に目が留まり』がちで、「称賛」によってモチベーショ […]

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623. 決めるのはおまえじゃない

登山家を襲った最大の試練 一つは、女性登山家エドゥルネ・パサバンの物語。世界で14座しかない8000メートル峰の6座を制し、7座めのK2に挑んだときのこと。登頂には成功したものの『凍傷で足の指を2本失い、命までも落としか […]

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622. 「ついうっかり」と死を迎える

「思いがけない」のマネジメント 先日、誕生日を迎えました。感傷がそうさせるのか、対義語好きがそうさせるのか、生まれた日にはなんとなく死を思います。 呼気と吸気、満ちると欠けるなど23の反対言葉を見出しに取った随筆集のなか […]

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621. サンダルを作る(心の弾力性を高める)

サンダルを作る チェスの試合中、『どんな出来事に出くわしても思考の流れを止めずにいられるようになる』ためには、スポーツでいう「ソフトゾーン」に入る必要があるそうです。これはリラックスしながらも五感と思考が研ぎ澄まされたよ […]