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壊れた脳 生存する知


ミニレビュー

引用:

 

本書はモヤモヤ病のため、二度の脳虚血(さいわい一過性)と三度の脳出血(二度目は脳梗塞を合併)に倒れながらも、そのたびに不死鳥のごとくに立ち上がった一人の女性(医師・母)のたくましい闘病の記録である。(「解説」より)

重篤な病気であるということを感じさせない湿り気のない文体、明晰な内容。すべての読者に勇気を与えてくれる本だと思います。
神戸学院大学の山鳥重教授が充実した解説を寄せられています。特に印象に残った言葉を引用します。

引用:

 

「どんな脳でも必ず何かを学習する」(一三三ページ)、という指摘も真理である。脳は個体が環境によりよく適応するために、経験を蓄積してゆく装置である。たとえ半分壊れようとも、残りの神経系は同じ目的に向かって働き続ける。