カテゴリー
コンセプトノート

570. 必要最小限(Minimum Viable X)

絶滅のMVP、創造のMVP 同じ日に2つの”MVP”を目にしました。 二つめは、古生物学者デイヴィッド・ラウプの『大絶滅―遺伝子が悪いのか運が悪いのか?』。生物種の絶滅を論じたこの本によれば、生物 […]

カテゴリー
コンセプトノート

569. 道理と笑顔

攻撃不能な人物 瞑想の訓練を積んだチベット仏教の僧侶と科学者が議論をします。テーマは、生まれ変わりなど明らかに意見が異なるもの。双方の生理機能を測定し、表情をビデオ撮影します。 比較のため、議論のスタイルが温厚な科学者と […]

カテゴリー
コンセプトノート

568. 変えられないものと変えられるものを見分ける(2)

理不尽な絶滅 【弾幕の戦場(field of bullets)】 生物がどれだけ優れているかとか、どれだけ環境に適応しているかといったこととは関係のない絶滅。運が要因。 【公正なゲーム(fair game)】 同時に存在 […]

カテゴリー
コンセプトノート

567. 疑いと自信と素直さ

素人だがエキスパート 「ふつうの会社と違うので、びっくりしないでくださいね」 先日、思考トレーニングの講師として登壇するA社に初めてうかがう前に、A社を紹介してくれた方から言われた言葉です。 参加者はA社の実務を切り盛り […]

カテゴリー
コンセプトノート

566. 知の巨人の感情的なふるまい

知の巨人の奇行 『フランシスはまさに知の巨人であり、私が出会った人物のなかで、最も合理的な深い思考をおこなうことのできる人だった。(略)フランシスのことを、まるで「知の原子炉」だと喩えたのはオリバー・サックスだ。』p40 […]

カテゴリー
コンセプトノート

565. 怒りは反応、喜びは選択

怒りは反応、喜びは選択 多くの印象的な言葉がありました。代表を一つ挙げてみます。 「肯定的な感情は熟慮の末に起こりやすいのに対し、否定的感情は無意識のうちに生じる場合が多い」(p273) これはリチャード・デヴィッドソン […]

カテゴリー
コンセプトノート

564. 人格でおカネが借りられるのか(フレームワーク思考の話)

信用の4C 先日、子供が「クレジットの4C」という言葉を教えてくれました。クレジットカードを作ったりローンを組んだりするときに、貸し手はこういう点をみるんだよという心得で、家庭科の先生が何かの折に紹介されたようです。聞い […]

カテゴリー
コンセプトノート

563. リスクの「知りたい度」

病気リスクの「知りたい度」を判定するRBI方程式 先日、遺伝子検査を受けました。唾液を提出して数週間すると、様々な病気の発症リスクや体質についての情報をWebサイト経由で読めるというサービスです。閲覧できるようになったと […]

カテゴリー
コンセプトノート

562. 「手段を選ばない」と言ってみる

「目的のためなら手段を選ばない」という言葉は、よい意味ではあまり使われません。「あなたは、目的のためなら手段を選ばない人ですね」と言われて嬉しい人はほとんどいないでしょう。政治において「目的を達成するためには手段を選ばぬ […]

カテゴリー
コンセプトノート

561. 退屈学

退屈学 結果はどうか。たとえば芝草が1時間に3.5mm伸びる様子を観察し続けて『不思議なことに、私は誇らしい気持ちでいっぱいになっている』など、退屈とはほど遠い日々になったようです。 わたしも、退屈だったからというわけで […]