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「感情の整理」が上手い人下手な人―感情コントロールで自分が変わる

ミニレビュー

今日、新聞で15万部売れているという広告を見かけました。この本は2004年に『「感情コントロール」で自分を変える』が改題・補筆されて2007年に新書になったものだそうです。もし累計での部数だとすると6年がかりで15万部ですから、ロングセラーですね。

著者は医師ですが、本著ではあえて経験論を語ったとのこと。

引用:

 

「今回、わたしは、感情がいかに人間関係に影響を与えているか、またどのように考え方や行動を変えれば、感情が上手に整理できて、生き方や性格を変えられるかについて、(理論は多少使うにしても)自分の長い人生経験から納得できる方法を選んで紹介することにしました。
 これによって、この本は「心理学の本」というより、「生き方の本」のようになってしまったかもしれませんが、それだけ実行もしやすく、とっつきやすいものになったと信じています。(まえがき)」

上で書かれているとおり、どちらかといえば「生き方の本」という印象。そういった本では、本への信頼(書いてあることを実行したくなるか、実行できるか)は著者個人への信頼に強く依存します。つまり、和田秀樹さんファン向けの本なのかな。

(参考)
人間の基本的な心理ニーズ(コフート) – *ListFreak

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