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「心理系の仕事」を見つける本


ミニレビュー

(著者の松本すみ子さんにご寄贈いただきました。ありがとうございます)

○○カウンセラーとか、○○心理士とか、そういう資格って多いですよね。この本は、その「心理系の仕事」ジャングルを俯瞰できる解説書です。

250ページを無駄なく使って情報を盛り込んでいます。目次を追って紹介していくのが良さそうです。

内容は大きく3つに分けられています。

まず準備編。
第1章 「心理系の仕事の基礎知識」では、そもそも「心理系の仕事」とは何か、マーケットの規模とその展望、資格の必要性などについて概要をまとめ、第2章 「あなたは心理系の仕事に向いているか」では、職業としての「心理系の仕事」に必要な適性を、簡単なチェックリストを基に解説しています。

つぎに資格編。
第3章 「どんな資格を、どこで、どう取る?」では、ベースとなる3つの資格についてやや詳しく説明し、第4章 「この方法で資格を生かす!」では分野別(産業界、司法・行政、教育、医療から「癒し系」ビジネスにいたるまで)にその資格の生かし方を俯瞰します。

最後に実践編。
第5章 「心理系の現場をのぞいてみよう」では一般的なカウンセリングの進め方やプロに求められる倫理について解説し、第6章 「心理系の仕事を選んだ人たち」では8人の異なる職業のプロフェッショナルに取材を行っています。

どうですか。かなり盛りだくさんでしょう ライターでもあり、AllAbout「シニアライフ」のガイドでもある松本さんならではの情報整理。

実はわたしは前職のベンチャーで松本さんのインタビューを受けたことがあります。その後独立に当たって挨拶状を出したら「3年は辛抱ですよ」と温かくも厳しい応援をくださいました。

【参考】
Webookの書評