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自分の仕事をつくる


ミニレビュー

「働き方研究家」を名乗る著者(後袖には「プランニング・ディレクター」と書いてありました)による、インタビューを軸にした「働き方」論。いい成果はいい働き方から生まれるのではないかという仮説を確かめるために、国内外の「働き者」へのインタビューを重ねています。その結果見出したことは。

引用:

 働き方を訪ねてまわっているうちに、その過程で出会った働き手たちが、例外なくある一点で共通していることに気づいた。
 彼らはどんな仕事でも、必ず「自分の仕事」にしていた。

全体に、締まった文章に好感を持ちました。いい言葉もたくさん拾いました。もっと早く読んでいたら、きっと『クリエイティブ・チョイス』でもいくつか引用させていただいていたはず。そのいくつかを並べて、書評に代えたいと思います。

・私たちのモノづくりは、プロトタイピング・カルチャーと言ってもよいでしょう。
・私たちは、小さな失敗を出来るだけ多く、具体的に重ねることに注力してぃます。そのことによって、限られた商品開発の期間内にデザインの完成度を上げることができる。そもそも、他にいったいどんな方法があるのでしょう。
(デニス・ボイル、IDEOシニアエンジニア)

・社内向けのパンフレツトには「オ能とエネルギーを、あなたが信じることに使おう」と書かれ、このプログラムが個人の成長と経験の蓄積に対する投資であることを強調していた
(パタゴニアのInternship Programという社内制度を紹介した文章の中で。社員は給料とポジションを維持したままパタゴニアの仕事を一時離れて非営利組織で働くことができる)

仕事は自分をつくり、自分を社会の中に位置づける、欠かせないメディアである。

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