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スローキャリア

  • タイトル:スローキャリア
  • 著者:高橋 俊介(著)
  • 出版社:PHP研究所
  • 出版日:2004-07-24

ミニレビュー

雑誌連載をまとめたせいか、少々エッセイ風。Amazonには、タイトルの「スローキャリア」の意味するところが明確でないという意味の書評がちらほらありました。わたしも、大枠では大いに共感しつつ、細部を考えようとすると迷子になってしまう印象を受けました。

もっとも端的な定義を引用すると:

引用:

 

 上昇志向でない動機を中心に活用して、あらかじめ達成すべき目標があるのではなく、自分のポリシーや価値観に従って、対人関係を含めた仕事のプロセスにのめり込みながら、自分で自分の人生をマネジメントしながら日々生きていき、振り返ったとき、結果として後ろにキャリアができているというのがスローキャリアなのである。

ここでいう「上昇志向でない動機」とは何か。上記の引用文と同じページの文章をまとめると、こんな感じです。

◆対人系の動機
├社交動機(人と仲よくしたい)
├理解共感動機(人を理解してあげたい)
└感謝動機(人から感謝されたい)
◆仕事の動機
├自律または自己管理動機(自分で決めたい)
├抽象概念思考動機(抽象的概念的なことを考えるのが好き)
└徹底動機(細部まで徹底してこだわるのが好き)

(参考)
Yahoo!ブックスでの著者インタビュー。
> コンセプトノート『「スロー」は「ゆっくり」なのか、そうではないのか』