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不都合な相手と話す技術 ―フィンランド式「対話力」入門


ミニレビュー

もとは「週刊東洋経済」の連載とのこと。この本に限らず、そういった本になった経緯を知るのは大事ですね。一冊の本として読みはじめたときには構成にまとまり感がないように思えたのですが、週刊誌への連載であったことを念頭に置いて読み進めると、さまざまなトピックをフラットに扱っている感じを楽しみつつ読むことができました。

冒頭のリストが、かなり全体の要約になっていると思いますので、下に引用します:

  1. 相手のことはわからない ― 「人間であるという以外に共通点はない」と思う
  2. わからないから話す ― 「話せばわかる」ではない。それでも話さなければ歩み寄れない
  3. 身の安全を図る ― 相手の意見の背景に何があるかわからない

(国際)コミュニケーションの3原則*ListFreak

わかりあえないという絶望的な前提から、人はどのように対話を重ね、ともに行動するに至るのか。対話に臨む態度について考えるヒントをいただきました。

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