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物語編集力

  • タイトル:物語編集力
  • 著者:松岡 正剛(著)、松岡 正剛(監修)、松岡 正剛(監修)
  • 出版社:ダイヤモンド社
  • 出版日:2008-02-29

ミニレビュー

松岡正剛氏が主催するISIS(イシス)編集学校の[破]コース(応用コース)の優秀作品を並べた本。このコースでどんなことをやっているかというと:

引用:

 物語編集術では、まず、既存の映画作品から「ワールドモデル」「キャラクター」「シーン」「ストーリー」「ナレーター」という五つの物語構成要素を取り出します。そしてそれらの要素をもとに、一人ひとりが新たな三〇〇〇字の物語を創り上げていくのです。(p23)

掲載作品は、これが生徒さんの作品かと驚くほど立派な物語ぞろい。それぞれ、師範からの短いコメントが添えられています。

ただ、よくもわるくもそういう本です。
読者に物語編集力を身につけさせるというよりは、
読者に物語編集力を見せつけるための本。
氏の著作の中では、編集学校のプロモーションという位置づけだと理解しました。

  • ワールドモデル(世界構造)
  • キャラクター(登場人物)
  • シーン(場面)
  • ストーリー(スクリプト・プロット)
  • ナレーター(語り手)

物語を構成する要素*ListFreak

※最終節「文化装置としての物語」(高橋秀元)に、こんな一文があります。

引用:

アリストテレスは四節三段構成の十二段文章法を推奨し、欧米の詩文の基本構成となっています。(p303)

アリストテレスの十二段文章法ってなんでしょう。ちょっと検索しただけでは分からなかったので、ここにメモしておきます。

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