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コンセプトノート

179. Call To Action(行動という引き金)をセットする

よいWebサイトを作るための5ステップ」というタイトルのblogで、”Call To Action”という言葉を拾いました。
直訳すれば「行動への呼びかけ」。この場合は、ただWebサイトに来てもらうだけでなく、そのページでユーザーにとって欲しい行動を明確にし、行動を促せという意味です。行動とはたとえば、次のページを読んで欲しい、フィードバックを書いて欲しい、メールマガジンに登録して欲しい、何かを購入して欲しい、といったこと。

これはこれで、サイト管理人として肝に銘じなければと思ったのですが、同時に”Call To Action”という言葉自体が気に入りました。何かの目的を「行動」として表現し、要求するという意味も、歯切れのいい響きも。

例:読書における”Call To Action”

さっそく、”Call To Action”(行動という引き金をセットする)エクササイズをひとつ考えて、試してみました。

わたしは、おそらく皆さんの多くと同じく、複数の本や雑誌を並行して読んでいます。それら(純粋に楽しむ本ではなく、仕事に関係した本)を集めて、最後のページの部分にポストイットを貼りました。そこに「この本を読み終えたらすること」を書いておけば、読み終えたら直ちにそこに書いてあることをすればいいというわけです。

ところが、これが意外に難しい。あるビジネス書には、まず
「書評を書く」
と書いてみました。しかし、それは読書の副産物に近く、主な目的ではありません。そこで
「○○(今関わっているプロジェクト)の参考にする」
と書こうと思いましたが、これでは「行動」になっていません。
「△△(今作成している成果物)の論点の抜けをチェックする」
という表現にして、ようやくすっきりしました。

速読法の中には「目的を明確にする」ステップを入れているものがあります。”Call To Action”はそれと同じですが、行動として書くことで目的を具体的に考えさせてくれるところがいいですね。

「読んでおいた方がいいかも」程度の本・雑誌・記事(わたしの場合はそれが大半)は、”Call To Action”を書いてみることで自然と優先順位も明らかになります。よかったら試してみてください。なお、目的を常に意識するために、ポストイットは裏表紙でなく表紙の裏に貼っておいた方がいいですよ。