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コンセプトノート

111. 経験のない仕事に挑戦するための準備

キャリア・チェンジとまではいかなくても、チャレンジングな転職(あるいは異動)を考える際に悩ましいのが、経験のない仕事にどう潜り込むかということ。

同じ「未経験」の方でも、採用側から見ると
「大丈夫かな」という人と、
「半年くらい現場で頑張ってくれれば一人前になりそうだ」という人とが
います。

もちろんチャレンジャー側としては、
自分は後者だと思わせたいわけですが、
その違いはどこから来るのでしょうか。
後者だと思ってもらうためにはどうすればいいのでしょうか。

経験がないのは動かしがたい事実なので、
「足りないのは経験だけ」
言い換えれば、
「経験はないけれど準備ができている」
と思ってもらえばいいことになります。

具体的に考えると、直接的な経験こそないが
・その仕事に活かせる間接的な経験がある
・未経験なりに情報収集をし、またトレーニングを積んでいる
学び続ける姿勢があり、得た経験をどう活かしたいかというビジョンがある
人間ですよ、ということが伝えられればよいのではないでしょうか。

上の3つのポイントは、実はそれぞれ
過去・現在・未来に対応しています。

そのような物語の中に、新しい仕事へのチャレンジを
位置付けることが、まず自分でできる「準備」です。

それが求人企業(異動であれば受け入れ側の部署)のニーズと
合うかどうかは、こちらではコントロールできない話。

はじめて転職される方のなかには、1社2社断られると
自信を失くしてしまう方もいらっしゃいますが、
そういう方には「淡々と」やりましょうと言っています。