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コンセプトノート

017. 全額返金

ニュースでお知らせしたとおり、全額返金制度を導入しました。プログラムを期間内に終了された方であれば、終了後一定期間内にお申し出いただくことによって理由を問わずお支払いいただいた金額を返金しようという、大胆な制度です。

書籍やCDは立ち読み・試聴はOKですが、買ってから、つまらなかったからといって返品できるわけではありません(海外では返品OKのCDショップがあったように記憶しています)。eラーニングや通信教育も普通はダメですね。典型的にはこういう文言がどこかに書かれています:

・・・につきましては、その商品の性格上、受講を開始されてからのお客様のご都合による途中解約と、それに伴う返金につきましては、承りかねますので予めご了承ください。

何を言っているかというと、あなたは(モノでなく)「学ぶという体験・経験」を買うのですから、一度体験してしまえば(それが理解できたか・役に立ったかどうかには関係なく)サービスを享受したことになりますよ、ということです。

これは、購入前に十分な情報提供がされていることが前提ですが、もっともなことだと思います。

ではなぜ起-動線は全額返金を認めるのでしょうか?それは、会員との長期的な関係を重視しているからです。「売っておしまい」とは思っていないからです。起-動線は会員の方と長いお付き合いをするつもりですし、会員の方同士も同じような付き合いをしていただきたいと考えています。最初はサービスの販売者と購入者という関係ですが、ゆくゆくは共にビジネスを興したり、手分けして勉強したりする仲間でありたいと思っています。年間の新規会員数に上限を設定しているのもこの思想の現れです。

起-動線はビジネススクールに似ています。ビジネススクールに入ろうとする方は、そこで学ぶことに加えて卒業後の人脈作りにも少なからぬ価値を見出しています。起-動線も、プログラム終了後自分ナビを何度も見直しながら、他の会員と交流しながら自分の生き方を探していく過程に価値を感じて欲しいと考えています。プログラムを終了されて、まったく刺激を受けなかったということであれば、おそらく終了生コミュニティから得るものも無いでしょうし、逆に終了生コミュニティに貢献していただくことも期待できないでしょう。

そして、返金を申し出ることが出来るのは「90日以内にプログラムを終了された方」とさせていただいています。きちんと取り組んでくださって、それでもご満足いただけなかった方には真摯に対応したい。しかし途中で飽きてしまったから、あるいは忙しいから止めにしたい、というのは会ではなく個人のご都合ですし、最後まで吟味せずには入会金の価値はご判断いただけないはずですので、これはお受けできない。個々には事情があると思いますが両者の線引きをしなければなりませんでしたのでこのようなルールといたしました。

※ 「自分ナビ」作成プログラムは提供を終了しています