3ヶ月ほど前、kataokaさんが某セールスの神様のセミナーに出席しました。セミナー後にちょっと話す機会があったので起-動線の紹介をしたところ、
「セグメントが絞れないから、これは売れないよ!」
とばっさり斬られてしまったそうです。
たしかに、起-動線のメッセージに反応してくれる方というのは、住所はもちろん、年齢・性別・経験などのセグメントでは抽出できないんですよね。しかし志(ココロザシ)ではつながっているわけで、何か切り口があるんじゃないかと考えていました。
そして今日、たまたまソーシャル・アントレプレナー研究会発起人のichiさんと電話で話しているときに、いい単語を拾いました。
それはサイコグラフィー(psychography)という言葉で、マーケティング畑の方はきっとよくご存知でしょう。
地理的な分類のことはジオグラフィー(geography)、その他年齢・性別などの分類は一般的にデモグラフィー(demography)といいますよね。psychographyは好みとか「スタイル」による分類を指します(というか、そう理解しました)。
良い定義がネット上になかなか転がっていなかったのですが、「潜在的な市場規模を推測するためにライフスタイルを使う」(私訳)という簡潔な文章を見つけたので一部引用します:
Analyzing consumer lifestyles (psychography) means examining the way people live rather than where they live (geography) or their age, income, or occupation (demography). Lifestyle analysis is based upon a person’s activities, interests and opinions.
消費者のライフスタイル(psychography)分析というのは、住んでいる場所(geography)や年齢・収入・職業(demography)ではなく、「生き方」を調査することである。ライフスタイルの分析は活動、興味、そして意見を基にして行われる。(私訳)
http://www.uwex.edu/ces/cced/publicat/amp.html
ふむふむ。更に読み進むと、
Activities include work and leisure activities. Interests are comprised of a wide range of priorities including family, home, and community. Opinions include peoples’ opinions about themselves, others, politics, and the future.
同上
とありました。なるほど。これを手掛かりに同志を探してみることにしますか。
起-動線を面白いといってくれた方は、一言で言えば『自分の人生を自分でデザインしたい人』になると思いますが、例えば
・ コーチのトレーニングを受けた方
・ 転職支援ビジネスの関係者
・ FPなどの有資格者
・ 独立・起業家、その予備群
・ 社会企業、NPO関連の方
のような方でした。
上記はほとんどActivitiesという観点からのセグメンテーションですが、これにInterestsとOpinionsという切り口を加え、起-動線的人々を探しに出掛けてきます。
# ちなみにpsychographyという単語は日本語サイトにはほとんど見つかりませんでした。「サイコグラフィー」で検索すると念写のページが・・・