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コンセプトノート

137. そのToDoは”Actionable”か

ToDoの主

わたしのToDoリストに、「INSボイスワープ」という字がもう3ヶ月も載っています。

INSボイスワープはISDN回線の電話転送サービスです。移転前のオフィスで使っていました。しかし月に500円も掛かるし、転送なら手元の機器(ターミナルアダプタ、以下TA)の設定でもできるのです。だから止めようと思ってToDoに加えました。

しかし、それから3ヶ月、同じ字がToDoに載り続けています。その理由は
・なんだか面倒
・重要でも緊急でもない
ということなのですが、なぜ「面倒」と感じるのでしょうか…。

それは一つのタスクでなくプロジェクトである

“Getting Things Done”という本では、「複数のステップが必要なら、それはプロジェクトと呼べ」と言っています。 (1) 「プロジェクト」というと、小さくても数人が数ヶ月掛ける仕事をイメージしてしまいますが、この場合は2ステップでも「プロジェクト」です。

プロジェクトを定義したら、このようにします。
・ゴールをイメージしてそれを書いておく
・そこまでのステップを書き出す。ポイントは”Actionable”つまり実際に行動を起こせるレベルであること
・そして、「次にできそうなこと」をマークしておく

『プロジェクト』に昇格した「INSボイスワープ」のステップを考えてみるとこうなります。
・INSボイスワープとTAの代替機能との違いを調べる【N】
・INSボイスワープが無くても業務に支障がないことを確認する
・TAの代替機能だけを使って2週間くらい仕事をする
・問題なければ116に電話してサービスを止める

実は「INSボイスワープ」という言葉にこれだけの意味を込めていました。ステップを考えて書く作業など2分で済んでしまいますが、この進捗を頭の中でコントロールしようと思っていたために、つい取り組むのが面倒になっていたのでしょう。

「INSボイスワープ」はToDoリストから「プロジェクト」リストに移し、代わりに【N】とマークした”Actionable”なステップ1をToDoリストに載せます。これは30分も掛からないはずですから、スキマ時間にやっつけられます。(ステップ1に関しては、さっきよさそうなWebページを見つけたので、今度電車の中ででも読めるように印刷しておきました。これでちょっと進捗です)

大きな「チャレンジ!」でも同じこと

起-動線で「チャレンジ!」と呼んでいるのは、通常大きな意志決定を伴うものです。自分ナビ作成プログラムではミニ・チャレンジに落とし込むことをやりますが、それでも、えてして大きなカタマリが残ります。

例えば「転職」というチャレンジの中に「妻(夫)に相談」というミニ・チャレンジがあるとします。これになかなか手が付けられないとしたら、(どのような状況で話を切り出すか、何をどう話すかなど)事前に考えておくべきことが幾つかあるためかもしれません。

そのチャレンジ(あるいはミニ・チャレンジ)に対して具体的にできる行動は何か。そう考えてみると、モヤモヤが晴れていくかもしれません。


(1) 2008年に『はじめてのGTD ストレスフリーの整理術』として、さらに2015年には改訂版が訳出されています。