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秘伝 〈プロ編集者による〉文章上達スクール (1)


ミニレビュー

編集者の村松 恒平氏のメルマガを書籍化したものだそうです。全編Q&A方式で、文章にまつわる疑問に村松氏が答えるスタイル。反論されない書き方はあるかといった文章術的な質問から、作家を目指すライターの悩みといった人生相談的な質問まで、およそ「書くこと」にまつわるあらゆる質問が寄せられています。

その【質問】に片っ端から答えていく、【答】の切れ味の良さが本書の魅力。こんな抽象的な質問にどうやって答えるんだろう、と気を揉みながら【答】欄を読むと、なるほど!とスカッと納得させられる。その快感を追いかけていくうちに、450ページの分厚い本を、一気に読み通してしまいました。

それどころか、勢いあまって続編の『文章王』まで一気に、これも同じくらいの厚さなのですが、読んでしまいました。ただ、続編では、やや断定的なトーンが強まっているように感じてしまいましたので、第三巻はまたの機会にしようかな。