- タイトル:人生のターニングポイント―転機をいかに乗りこえるか
- 著者:ローレンス・M. ブラマー(著)、Brammer,Lawrence M.(原著)、満生, 楡木(翻訳)、明子, 森田(翻訳)
- 出版社:ブレーン出版
- 出版日:1994-06-01
ミニレビュー
引用:
個人の人生に影響する広範囲な技術革新と社会変革を乗り切るための援助をすることが、この本の中心的課題です。さらに人生の通常の転機、例えば個人的な喪失、転職、結婚、病気、旅行、転居などが、大きな社会的変化で生じる圧力に加わってきます。(日本語版への序)
著者は心理学者。人生の転機をモデル化し、適切な対処方法を考えるための本です。個人の転機は様々ですが、心理的な遷移には共通するものがあり、著者は6つのクリティカル・ポイントを指摘しています。第二章の目次から引用します。
1. 転機を迎える
2. 周期的な感情の経験
3. 感情を最小限に抑える
4. うつを乗り切り、意味を見出す
5. 過去から解放され新たな計画を手にする
6. 新しい選択肢をテストする
訳者あとがきによれば、著者は研究の傍ら現役カウンセラーとしても活躍されているとのこと。人生の転機を乗り切るためのエクササイズもたくさん紹介されていますので、転機を迎えてからではなく、平時に読んで心構えをしておくのがよさそうです。