エスキモーに氷を売る―魅力のない商品を、いかにセールスするか

ミニレビュー

サービスが楽しくなる

1991年当時、観客動員数最下位だったNBAのバスケットボールチーム（ニュージャージー・ネッツ）のチケット収入を飛躍的に伸ばした社長が、自らのマーケティング術を解説した本。「ジャンプ・スタート・マーケティング」の17原則という形でまとめられています。

17の一つ一つを取り上げてみれば、よく知られたマーケティングの戦術です。しかし、それが一つのエピソードの周りで語られていくので、とても臨場感があります。そして何より、著者が楽しんでやっている様子が感じられるのがいいですね。「オレもやってみようかな！」という気持ちになります。

気に入った言葉をひとつだけメモしておくとすると：
「自社の商品が、われわれを救うことはない」
かな。