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決断の法則 ― 人はどのようにして意思決定するのか?


ミニレビュー

残念ながら絶版なのですが、とても良い内容でした。

監訳者あとがきから概要を引用しましょう。

引用:

 

本書で取り上げている意思決定とは、主に時間的制約のある中での意思決定である。プレッシャーの高い状況での判断力と言い換えてもよいだろう。本書によれば、消防士、軍の司令官、医療の救命チームなど、一分一秒を争う状況下において、熟練した専門家たちは「意思決定などしない。いくつかの候補を比較検討することもない」と異口同音に断言する。ところが、彼らは、素人にとって難しい状況でも、プロとして的確な判断を下している。この矛盾をどのように説明すればよいのだろうか?

当の専門家自身に聞いても「直観」としか説明できない「プロの決断」のメカニズムを、RPDモデル(認知的意思決定モデル)としてモデル化しています。

400ページ強の中に消防・医療・軍事の現場での50以上の事例が盛り込まれていて、それも面白さを高めています。

【参考】
“Sources of Power: How People Make Decisions”(原書)
Klein Associates(著者の経営する企業)
“Intuition at Work: Why Developing Your Gut Instincts Will Make You Better at What You Do”(著者の新刊)
What’s Your Intuition?(著者のインタビュー記事)

コンセプトノート

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