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「通販マーケ」を商売に活かせ! こうすれば劇的に売れるよ


ミニレビュー

通販勝ち組が教える! 売れるしくみはこうつくれ』、『儲かるしくみはこうつくれ』に続く、岡崎太郎さんの第三作。

ダイレクトマーケティング(通販マーケ)のノウハウをうまく商い一般に汎用化しています。

■通販発想を商売に敷衍するとこうなる
通販というのは、お客様とのリアルな接点が無い不利な状況の中、どうやってお客様にリーチし、接点を強化するかという手法を先鋭化させてきた業種です。
ですから学ぶべきノウハウがぎゅっとかたまっているはず。

しかし難しいのは、そういうノウハウを「具体的に」どう自分のビジネスに活かすか、というところ。難しいので、そういうノウハウや成功事例を自社に合わせてカスタマイズするためにコンサルタントに依頼したりします。

この本では、そのコンサルタントが自分のやり方を「具体的に」披露してくれています。

例えば通販ではCPO(注文あたりのコスト)という指標でマーケティング活動のパフォーマンスを測るそうですが、これを小売店にどう活用したらよいのでしょうか。

この本を読むと、敢えて一等地に出店しているお店なら、その追加コストはマーケティングコストとして計算すべきことが分かります。なぜなら小売店にとってはお店の存在そのものが広告材なのですから。そのようにして積み上げていくと、新規のお客様を獲得するためにどれだけのコストが掛かっているのかが見えてきます。

いちどモノサシが揃えば、通販マーケティングのノウハウが展開しやすくなりますね。第1章ではそのような「通販発想」についての入門があり、第2章以降では、広告、商品(サービス)開発、顧客データベースについて、具体的な事例が学べる構成になっています。

■「自分商店」の主になるつもりなら、読んでみよう
岡崎さんが想定しているターゲットは小売店などの事業主さんだとは思いますが、ビジネスパーソンの人脈の構築・維持・展開のためのヒント集としても楽しく読める本です。

「自分ブランド」「自分マーケティング」という言葉を見かけることが多くなりました。実際、属する企業や職位などの「属性」でなく、いかに「個人」として自分の存在を立たせるかに強い興味を持っている社会人が増えていることを実感しています。

自分商店の主としてこれを読めば、日々の名刺交換やメールのやり取り、挨拶状への意識が一味違ってくると思いますよ。

売れる・儲かる系の本が多い中で、わたしが岡崎さんに注目しているのは、何かまっすぐな姿勢を感じるからです。巻末の「おまけ」ではビックリするような「超大失敗」(笑)の経験を披露してくれていますが、そんな経験が自然体の魅力の源なのかもしれません。