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夢は、紙に書くと現実になる!


ミニレビュー

「書く」効果

引用:

 夢を紙に記すと、脳はあなたがその夢をつかむのを見ようとふだんより余計に働くようになります。そして、ホンダの青い車と同様ずっと前からそこにあったサインやシグナルを見逃さないよう、あなたに注意を促すようになるのです。(p21)

これが、書くことで夢につながる情報が入ってくるメカニズム。脳が「余計に働くようになる」のは、書くことで脳の網様体賦活系が刺激されるからと説明されていますが、ここは保留しておきます。ちょっと調べた限りでは、網様体賦活系は『意識と覚醒のレベルを調節』(メルクマニュアル家庭版, 脳 76 章 神経系のしくみと働き)する器官であり、書けば(しかもその字を目にしますから)たしかに刺激されます。しかしこの器官は、起きているときの活動には何にだって関わっているのですから、もうすこし補足の根拠が欲しいところ。

根拠は明らかになっていないとしても、わたしも「書く」効果を信じています(だからこそ「自分ナビ作成プログラム」を開発したわけです)が、この著者にはかないません。「書く」マニアです。それだけに事例も豊富で、実現しそうもなくなってきたらどうするか、不安にどう対処するかなど、記述が具体的です。

本をざっとめくりながら、どんな「書く」があるかを書き出して(!)みましたのでご紹介します。

早起きして書く
いつでも書く(メモ帳やカードを持ち歩く)
具体的に書く(実現したらどうなるかまで含めて)
不安も書き出す
ゆきづまったら、答えが見つかるまで書き続ける
リストアップして、読み返す
望ましい結果を、現在時制で書く
結果の結果も書く
水の近くで書く
自分にとっての金言を書く
過去誇らしく思ったことをリストアップする
仲間と共有する
神様に宛てて書く
行動を躊躇してしまうときは、その理由を書く
捨てたいものを書いて捨て、欲しいものを書いて飾る
感謝の言葉をできるだけ書く

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