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書きながら考えるとうまくいく!―プライベート・ライティングの奇跡


ミニレビュー

書き方ではなくて考え方の本

「書いて考える方法」は、マインドマップのような図に描いてみるアプローチを中心に、たくさん提案されています。この本のテーマは、古くて新しい『文章を書いて考える』やりかた。人に読ませることを目的とするのではなく、自分のために書いて、それを基に思考を深めていくプライベート・ライティングという方法についての本です。

紙でもPCでも構いません。とにかく書く。リラックスして書く。速く書く。時間を決めて書く。考える言葉で書く。そのような簡単な(少なくともそう思える)方法でアイデアを出したり考えをまとめたりすることができます。

目と手で考える

架空の人物と会話してみる、○○という問いかけを自分に行ってみる、などなど、書きながらアイデアを引き出すための方法が満載で、「書いて考える」派の「自分ナビ作成プログラム」にも応用できるコツが満載の楽しい本でした。

PCに書いたものは一旦書き終えたら基本的には印刷します。そのうえでキーワードにマークをして、次のライティングの材料にします。こうやって手で書いてみて、その結果を目で見ながら思考を深めるというやり方は、文章であっても図解であっても同じくらい有効ですよね。

古くて新しい方法「プライベート・ライティング」

レポートやコラムなどを「書く」必要に迫られたときには、皆さんも書きながら考えをまとめることはよくあると思います。しかし純粋に「考える」ことを目的としてどんどん書いてみるということを真剣にやってみたことは案外無いのではないでしょうか。

わたし自身はこの本ほど徹底したやり方ではないですが、とりあえず書いてみるということはよくやります。しかし「ネタになる!」と思ったことでも、書いてみると数行で終わってしまったり、言いたいことがぐるぐる循環しているだけで大したことを言っていなかったりすることがとても多いのが現実です。

言ってみればそこがスタートで、そこから更に書いて書いて考えることが必要なのは分かっているのですが、なかなか難しいものです。この本はそういうときに先に進むためのコツが満載なので、紙にせよPCにせよ「書く」ことが苦にならない方ならばお奨めできます。