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面白い!と思わせる説明の技術


ミニレビュー

構想から本番まで、説明資料作成のツボがきっちり

説明の目的を整理し、
必要な情報を収集し、
説明を構造化し、
見やすいプレゼン資料を作成する。

上記のすべてがバランス良く「説明」されています。仕事がらこの手の本には大量に眼を通していますが、仕事上PowerPointを使って資料を作る必要がある方に一冊だけガイドブックを推薦するならば、現時点ではこの本になりそうです。

実際にプレゼンテーションを行うときの心得についても、最終章「話すための最低限のマナーは守ろう」で触れられています。最低限とはいえ、なかなかすべてをきちんとやりきるのは難しい。個人的にいいな、と思ったのは、ページからページ(スライドからスライド)に移るときの間の取り方に関するアドバイス。

引用:

 ページからページに移るときには、
1.まず自分の手もと、プロジェクタやモニタで、新しいページが表示されるのを確認する
2.それを見ながら話すことを思い出す
3.目線を相手に移して、相手のようすを確認する
4.おもむろに話しかける
 相手が「何を話すのだろう」と、一瞬待つぐらいの時間があっても大丈夫です。

わたしは「一拍一眺め」を心がけています。つまり新しいスライドを掲示したら、一拍おいて、さらに聞き手を一眺めして、それから話し始めるということです。上記もそれと似た感じですが、より具体的でいいですね。