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レバレッジ・リーディング


ミニレビュー

投資としての読書

ビジネス書を年間400冊は読むという著者の読書ノウハウ。本の目的が明確なので読みやすかった。

ビジネス書はビジネスパーソンの情報源として最良の投資対象。多読しまくってエッセンスを抽出せよ。これが基本的なスタイルです。読み方自体は、読書好きな方であれば違和感のない方法でしょう。
・読書の目的を明確にする
・著者のプロフィールには必ず目を通す
・目次―まえがき―あとがきを読んでから読む
・役に立たない本は最後まで読まない
など。

ただ私にとって目新しかったのは、読書した内容の活用方法。著者はレバレッジ・メモと呼ぶメモを作成しています。

引用:

 

 わたしは一週間に一度くらい、メモの入力作業をするようにしています。(略)角を折ったページを開き、線を引いた箇所をそのままダーッと打ち込んでいきます。線を引いた箇所を一字一句正確に丸写しにしてもいいのですが、それよりも、自分なりの言葉で打つほうが早いようです。
 誰の言葉かとか、何という本に載っていたかなど、出典はいちいちつけません。(p147)

こうして作ったメモを印刷し、すきま時間に何回も読み返すとのこと。メモを作って読み返す。ここがレバレッジ・リーディングの肝でしょう。
わたしの場合は書評がメモを兼ねていますが、引用するので誤字・脱字にはかなり気を遣いますので時間がかかります。また書評以外にもメモを取ったりしていますが、印刷して読み返すまではしていませんでした。試す価値がありそうな方法です。

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