ミニレビュー
この本が
「ネクスト・ソサエティにおける社会人の心構え」
であるという見立てについて、コンセプトノート「社会人」に書きました。
第1章では、仕事の報酬には目に見えるものと見えないものがある、見えない報酬を大事にせよというメッセージがテンポよく語られます。
では「目に見えない報酬」を重視したワークスタイルとは?
それが「社会起業家」だ、
というのが第2章の主要なメッセージです。
副題の通り、すべての人々が「社会起業家」というスタイルを
志向していける理由が述べられています。
まず、
営利企業にはより高い社会貢献が、
非営利組織にはよりたしかな事業性が、
それぞれ求められるようになります。
そして組織の中の個人においても、
独立創業しなくても事業を興すことが技術的に可能になり、
事業を興すための知識も手に入れやすくなっています。
最後の第3章では、「社会起業家」という
スタイルの特徴を7つ挙げています。
経済的な成功を物差しとしない、これから事業家の姿勢を
個人の内面
→ 周囲との協働
→ 社会変革
→ 次世代への継承
といった、重層的な視点で整理されており、圧巻です。
(社会起業家フォーラムよりご寄贈いただきました。ありがとうございました)