カテゴリー
資料

MBAクリティカル・シンキング


ミニレビュー

■ロジカル・シンキングと違うの?
日本語では「ロジカル・シンキング」という言葉のほうがなじみがありますが、
Googleで”logical thinking”というフレーズを検索しても8万件しかヒットしないのに、”critical thinking”では182万件もヒットします。

使われるシチュエーションにどういう差があるのか正確にはわからないのでGoogleの検索結果の斜め読みですが、ロジカル・シンキングはアカデミックな文脈で使われていることが多いようですね。それに比べるとクリティカル・シンキングには実用的・合理的で、「使える」ニュアンスがありそうです。

■フォーカスは明快
こういう漠とした内容の本は切り口が重要。この本は、「ビジネスパーソンの仕事力を上げる」ことを目的に、方法論やツールを絞って、その代わり演習を多くしてあります。この手の本が好きで何冊も読破してきた猛者からすると食い足りなく思うかもしれませんが、実用性は高いと感じました。さすがにケース・スタディなどがもっともらしいので、読んでいると「ああ、勉強しているなあ」という気分にさせてくれます