ミニレビュー
コーヒーショップのメッカ、シアトルで20年以上もの間「行列のできる店」であり続けている、実在するお店の話。
そんな人気店なのに、一店の支店もありません。
敢えて小さいままでいる。
それが、仕事と人生の両方の成功を追及した店主の選択でした。
表紙には、
「一杯のコーヒーが教えてくれる、ビジネスと人生の成功法則」
とあります。
そしてその「法則」であるところの「4P+志」は目次によくまとまっていますので、紹介しておきます:
第1章 情熱(Passion) すべては、情熱からはじまる
第2章 人(People) 働いている人を見れば、その店がわかる
第3章 商売を超えた温もり(Personal) 誰もが、常連になりたいと思っている
第4章 商品(Product) まずいコーヒーに、お金を出す人はいない
第5章 志と目標 どこへ行きたいのかわからなければ、目的地に着いても気づかない
内容的にはベーシックな話なので知識を得るための本ではありませんが、ストーリー仕立てで読みやすいので、「何のために働くのか」をあらためて考えるのにちょうどよい読みものです。
目的意識の大事さを教えてくれる本として、このカテゴリに。