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論理表現のレッスン


ミニレビュー

論理思考でなく「論理表現」となっているところがミソ。

引用:

思考はそもそも論理的ではなく、ハチャメチャであるというわけです。科学的大発見などをもたらす思考は「どんな考え方をしてもよろしい」というハチャメチャな自由があってこそ実現するものです。しかし、ハチャメチャ思考をそのまま表現してもおそらくだれにも分かってもらえないでしょう。(略)この本のタイトルが『論理表現のレッスン』となっているのは、「ハチャメチャ思考をしたあとにそれを論理的に整理して表現する」という意味が込められているからなのです。

思考は飛躍であり、論理は整理・表現であるという整理は分かりやすい。たしかに、アタマの中を整理したいといっても、「うまく考えられない」と「言いたいことがうまく言えない」とは同じではありません。

我々は(少なくともわたしは)考えたことを表現してみて、それを基にまた考えを膨らませるという螺旋状のプロセスをたどっていて、それをまとめて「考える」と称していると思いますが、この本は「表現」にテーマを絞っています。観察語と理論語、根拠と論拠など耳慣れない言葉の定義を乗り越えれば、実用性の高い本だと思いました。