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死ぬ瞬間―死とその過程について


ミニレビュー

(2003/11/5)maronnekoさんが書評をお寄せくださいました。maronnnekoさんは「医療関係者」です

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ターミナルケアに関する本を読むと、death and dyingというフレーズを良く見ます。単にdeathでは無いのです。

なかなか日本語には訳しにくいみたいで、death and dyingとこのまんまで使ってる。確かに死は固定的で実態的な事実ではありません。
これを意識された瞬間から、進行形で語られるprocessでしょう。

死んでしまえば何も感じないし死体となってしまうだけなのだから、死そのものを恐れることは本当は不合理なことなのかもしれない。
フロイトが言うように「誰も自分の死を体験できない」事実。

患者が体験すること、恐れることはdying processそのものかもしれない。キューブラー・ロスはこのdying processを5段階で現しています。
否認と孤立→怒り→取引→抑うつ→受容。

しかし誰もがこのprocessを完成して死を迎えられるわけではないです。死を告げられたものの、途中の悲しみの中で死を迎えることもあるわけです。この流れを理解しておけば、患者が今どの段階にあるのか、そしてどう変化していくのか想像できるわけで、そういう意味では一度読んでおくといいかなと思います。
医療関係者ではなくても、人間理解にはいいかもしれない。
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どのカテゴリに入れるか迷いましたが、maronnnekoさんの「人間理解」というのをキーワードにして、このカテゴリへ。

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