「猛烈に働きプロを目指すか、生活のゆとりを求めるか。中途半端は通用しない」。所長(略)は能力主義の浸透で、働く人が選択を迫られる時代に入ったと指摘する。
(2004/1/21 日本経済新聞朝刊「働くということ」欄)
いままで2人、70歳以上の方に起-動線の説明をする機会がありました。片方は現役の社長さん、片方は引退されています。
どちらの方もほぼ同じ、
「自分は『働くこと』そのものについて考える必要はなかった。今の人は大変だねえ。」
という感想でした。
戦争体験をお持ちでもありますし、モノが無かった時代のお話などもうかがっていたので、
「メシの心配が無いだけでもありがたいじゃないか。働きがいとか何とか考えるのは贅沢な話だ」
みたいなコメントを予想していましたが、どうもステレオタイプを頭の中で作り上げていたようで(笑)、どちらかというと同情的なコメントを頂戴してびっくりしました。
ワークスタイルの選択など考えず遮二無二やるしかない状況が幸せか、自分なりのスタイルを追いやすい方が幸せか、なんともいえませんが、「選択を迫られる時代に入った」と捉えてしまうと息苦しいことになります。選択できるのであれば、選択を楽しんでいきましょう。
◆「選択しない」という選択の無い時代
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