カテゴリー
コンセプトノート

155. 書きつつ考える、目標設定の5つのコツ

師走に入り、年末年始の休みに来年の目標を立てられる方も多いと思います。
そこで、書きつつ考えるというアプローチで目標設定のコツをまとめてみました。

1. 既に達成したかのように書く(現在形で書く)

来年の大晦日、既に目標を達成した自分が
一年を振り返って書いているかのように書きましょう。
× 「できるだけダイエットに取り組む時間を作りたい」
○ 「体重を60Kg(5Kg減)に落として軽快に過ごしている」

2. 具体的なイメージを書く

1. に気をつけると、自然と具体的なイメージを考えざるを得ません。
細部まで想像してみることは、実際にうまく転がり出したときの
準備作業でもあります。
偶然を活かせるかどうかは、この準備が整っているかどうかに
掛かっているといえるでしょう。

わたしがお手伝いをしたある起業家の方は、
起業前のディスカッションで既に「ああ言えばこう言う」状態でした。
起業後は、もちろんハプニングの連続ですが、
ピンチは何とか切り抜けて、チャンスは抜け目なく掴んで、
成長を続けています。その方を見ていると、
ピンチやチャンスというものは
「いつ」起きるかは分からなくても、
「何が」起きるかについては、かなり想定できる

ということが学べます。
「思いがけない幸運」のようなものについてさえ、
十分に布石を打つ努力を惜しまないという前提があれば、
ある程度織り込んで考えていいのです。

3. 肯定文を書く

もし目標が何か「悪いクセを止める」ことであれば、
それを「良い習慣を身につける」と言い換えてみましょう。
× 「運動不足を何とかする」
○ 「1日15分運動する習慣が身についている」

4. 元気の出る言葉を選ぶ

読み返すために書くのですから、淡々とした言葉よりは
自分が読んでやる気の沸くような言葉を選びましょう。

5. 「達成して、ソレデ?」も考えておく

目標は目的を伴っています。
「禁煙」という目標には、例えば「健康でいる」という目的があります。
目標を立てても、ふと目的を見失ってしまうことはあるもの。
そんなときに有効なのが、「目標を達成して、ソレデ?」という問い。

読み返すために書くと言いましたが、書くプロセス自体にも、
自分に考させるという目的があります。
ですからスラスラとはいかないと思います。
1から5を何周かしながらブラッシュアップするイメージで
やってみるとよいのではないでしょうか。

(会員の方へ:上記は「自分ナビ」の見直しの
ガイドラインに他なりません。ぜひお試しあれ!)