ミニレビュー
あるMLで話題に上っていました。名前が俗っぽいなあと思いつつ、
■『ゴミ投資家のための人生設計入門』
が面白かったので読んでみました。
Amazonの書評は割とネガティブなものが多いようです。たしかにタイトルと内容があんまり一致してないですし、断定的なメッセージが多いし、更にサラリーマンにとって結構救いの無い内容だったりします。しかし日本という国の制度的な歪みを分かりやすく教えてくれ、とても勉強になりました。
いかに払う税金を少なくし、かつ国から分配される分を多くするかというテクニック論を読むと、人によっては義憤のようなものを感じるかもしれませんが、むしろ個人がきちんと制度の歪みを理解し、合理的な行動を取ることで「正しい」制度破綻を導くのが案外近道なんじゃないかと思いました。
＃ 黄金の羽根とは『日本という国の制度的な歪みから生じる恩恵』を指します