- タイトル:このつまらない仕事を辞めたら、僕の人生は変わるのだろうか?
- 著者:ポー ブロンソン(著)、Bronson,Po(原著)、浩一, 楡井(翻訳)
- 出版社:アスペクト
- 出版日:2004-06-01
ミニレビュー
「人生で何をすべきか?」という問いのもと、著者はキャリアチェンジを果たした人や成功や失敗をくぐり抜けた人(有名人というわけではありません)に片っ端から話を聞きまくりました。そこから50人を選り抜いて、500ページに詰め込んだのが本書です。
序論もまとめもないので内容を紹介しづらい本ですが、すくなくともメソッドよりはリアルなエピソードを読みたいという人には面白いと思います。
参考になりそうなのが、「はじめに」に載っていた質問。これらは『取材対象の人々から投げかけられた』『気恥ずかしいほどに直球めいた』『数えきれないほどの質問』のうちのいくつかだそうです。こんな思いを胸に抱く人たちとの会話集だと思えば、イメージがわくと思います。
- 運命めいた感覚を得てあたりまえなのか?そうでないなら(経験に基づく)自己流の“意義”を本物と考えていいのか?
- 自分の分け前を受け取って、野心と折り合いをつけ、ストレスで身をすり減らすのをやめたほうがいいだろうか?
- なぜ、この間題を考えていると罪悪感が生じるのか?
- 先に、夢に投じる資金を貯めておくべきか?
- 好奇心と情熱の違いを、どうやって見分ければいい?
- 外面的な功績と離れたところで、自分の成長を測るにはどうすればいい?
- 自分の置かれた状況をいつ変化させるべきか、自分がその変化を必要とするのはいつか?
- 気づかってくれる両親に、何と話せばいい?
- 子どもができたら、仕事に対する欲求不満は消えるだろうか?
- そこに到達したら、どんな気分になるのか?(到達したことが、どうやったらわかるのか?)