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P.F. ドラッカー経営論

  • タイトル:P.F. ドラッカー経営論
  • 著者:P.F. ドラッカー(著)、P.F. ドラッカー(著)、P.F. ドラッカー(編集)、P.F. ドラッカー(編集)
  • 出版社:ダイヤモンド社
  • 出版日:2006-09-08

ミニレビュー

引用:

 本書はドラッカーが Harvard Business Review に寄稿した全論文(およびDHBR独自のインタビュー一本)を、発表順に収めたアンソロジーである。(「はじめに」より、太字は引用者による)

800ページ弱、全35章+補遺からなる、厚くて重い本です。1950年からの論文が掲載されています。時代順に並んでいますので、前から読み進めていけば経営学の父の足跡を辿ることができます。

しかし同時に、資料集としての価値を見出す方も多いはず。そこで問題となるのは、いかにインデックスを付けるかということ。これだけ厚いと、線を引いていっても、パラパラめくったくらいではその箇所が分かりません(し、そもそも線を引きたくなるところばかり)。わたしは、心に残った箇所をページ数とともに抜き書きしながら読み進めています。

以前にもどこかで書いたかもしれませんが、氏の著作は引用や参考文献の少ないことが特徴です。この本は、学会誌ではないにせよ専門誌に投稿した論文集であるにもかかわらず、やはり同じ傾向が見て取れることに驚かされます。いかに自分の頭で考えて書いているかという現れでしょう(もちろん、引用・参考文献が多い論文は考えて書いていない、と言いたいのではありません)。内容もさることながら、氏の思考プロセスをこそ学びたいものです。

(参考)
有能なマネジャーの8つの習慣 – *ListFreak

コンセプトノート

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