ミニレビュー
意外に(?)論理的思考
マインド・マップの発案者トニー・ブザン氏による”The Mind Map Book”の翻訳。
引用:
脳力を全開させるためには、階層化とカテゴライズを取り入れたマインド・マップを作ると、より目覚ましい効果が上がることが明らかになっている。
要するに
・階層化というのは、中央イメージから末端に向かって、抽象から具体へと並ぶようにしよう
・カテゴライズというのは、同じ階層はカテゴライズしよう
ということ。
これはロジカルシンキングでいうロジックツリーの作り方と一緒ですね。たしかにロジックツリーというのも分析だけではなく、ツリーを上に遡ってみたり横に広げてみたりすることで発想ツールとしても使えます。
引用文にもあるように「脳力を全開」などのオーバーな表現が連発されていたり、あまりにもマインド・マップ万能主義的なところが逆に信頼感を落としているような気もします。
キーは「放射思考」 ―中央イメージから連想の枝葉を広げていく― にあり。