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意思決定の理論と技法―未来の可能性を最大化する


ミニレビュー

意思決定の「理論と技法」というタイトルから、リスクを定量化する方法論についての本のような印象を持っていました。しかしそれだけの本ではありません。

引用:

 本書はこの変革の時代にふさわしい、自律した気構え、すなわちディシジョン・マインドを持つ企業のマネジャーや起業家、あるいは一人前のプロとしてビジネス社会に通用するビジネスマンを目指す人々(ビジネス・プロフェッショナル)、すでにそうした生き方をしながらさらにプロフェッショナルとしてのレベルを上げていきたい人々への啓発書となることを目指したものである。

もちろん定量的に可能性(リスク)を推し量る努力をした上で、意志を持って決断し、それにコミットして実現していくという気構えの部分を大事にしているところに好感を持ちました。

著者の専門が事業戦略なので内容としては企画系(事業戦略、経営企画など)の方々向けですが、「決める」ことに興味のあるビジネスパーソンであれば挑戦してみる価値のある本だと思います。