カテゴリー
資料

マネーの正体―地域通貨は冒険する


ミニレビュー

「正体」という言葉に引かれて手に取ってしまいました。内容は、アメリカの各種の地域通貨の現状をインタビューしていく旅行記風のドキュメンタリーが大部分で、最後の一章に著者の考察が述べられています。

全体に軽いトーンの読みやすい文章です。この本を読んでも「正体」が分かった実感は沸きませんでしたが、地域通貨導入の現場に居合わせているような臨場感はあります。
イギリス人の著者のアメリカ旅行記という体裁になっていることもあり、地域通貨万歳!的なトーンでなくちょっと距離を置いて書いているところも読みやすさの原因かも。