ミニレビュー
ある方の推薦を受けて読みました。わたしはだいたい5〜6冊を並行して読み散らかすスタイルなのですが、この本は一気に読み切ってしまいました。
『大阪の荒れた公立中学から7年間で13回もの陸上日本一を生んだカリスマ体育教師・原田隆史。驚異的な勝利の裏には、「ち密な目標設定」「マジメを教える態度教育」「できることの継続」からなる独自の「心づくり指導」がありました。
(Amazonno「出版社/著者からの内容紹介」より抜粋)』
以下、印象的だったキーワードを幾つか引いてみたいと思います。
「心を使う」とは、具体的に目標設定用紙を書く(Plan)ということです。
アタマでなくカラダ。ただ目標を決めるだけでなく、徹底的に・具体的に「書く」。態度を云々言うだけでなく、掃除をする・靴を揃えるなどの「行動」に落とす。それを繰り返しやることで、大きな目標を立ててそれを成し遂げるプロセスがカラダに染み込むのでしょうね。
私は、運動能力や学力を高めるよりもまえに、態度の能力を高めていかなければ、人間は開花しないと考えています。
「態度の能力」というのは初めて出会う言葉でした。味わい深い言葉です。この本では「態度教育」という言葉が何回も出てきます。ここでいう「態度」とは、物事に取り組む姿勢とか心構えのことです。たしかに、たとえば挑戦し続ける態度というのは誰でも取れる態度ではありませんが、素質だけで決まるものでもありません。つまり鍛えることが可能な「能力」ということになりますね。
一心不乱に陸上に打ち込む姿は、それだけ
で人を感動させる力を持っている。
そう思ったときに、「仕事と思うな、人生と思え」という言葉がふっと思い出されました。そこから「陸上と思うな、人生と思え」という言葉に思いが広がりました。
陸上と思うな、人生と思え。すごいですよね。中学校の部活動ですよ。もっとすごいのは、それがちゃんと生徒に伝わっていくところ。
以前「ワーク・フォー・ライフ」というノートを書きました。意味としては似通っているものがありますが、「仕事と思うな、人生と思え」の方が迫力があります 。
目標設定の力を教えてくれる本としてこのカテゴリへ。