ミニレビュー
「ITmediaエンタープライズ」での連載が書籍化された本。内容の要約を「はじめに」から借りました。
引用：
この本では、新米リーダーの「しんこちゃん」と、先輩リーダー「輩田さん」の二人を中心とした対話から、リーダーに必要な考え方、振る舞い、思いを紹介しています。理論などの堅苦しい話ではなく、実際にありそうな問題に対して「しんこちゃん」がどう考えるか、「輩田さん」がどう指導するかを読みながら、リーダーの役割を感じていただければと思っています。
主人公は28歳の女性。全ページカラー、イラスト満載、1トピック4〜5ページ。各トピックは、登場人物の対話のあと、「輩田さんの喝！」というまとめコーナーで締めくくられます。
先輩リーダーに教わりながら、そして自分自身の仕事への取り組みも見直しながら、仕事の中で育つリーダー。規模の小さな企業に務めている人は、なかなか面倒見のよい先輩リーダーに出会うのが難しかったりします。そんな人には、この本で疑似体験ができるのではないでしょうか。
著者は「プログラマー社長」の小俣 光之氏。この連載に入れ込んだ編集者の鈴木 麻紀氏は、記事の構成から登場人物にいたるまで高い貢献を続け、書籍化にあたって共著者として名前を連ねるに至ったとのこと。自ら仕事を創り出した好例ではないでしょうか。イラストを担当した本橋ゆうこ氏を交えた鼎談で、仲よく進められた仕事ぶりを垣間見ることができます。