- タイトル:大金をつかめ!―巨万の富を築いた成功者レンの物語 (Sho‐pro books)
- 著者:ブランチャード,ケン(著)、ボウルズ,シェルダン(著)、Blanchard,Ken(原著)、Bowles,Sheldon(原著)、京子, 沢田(翻訳)
- 出版社:小学館プロダクション
- 出版日:2001-06-15
ミニレビュー
引用:
本書『大金をつかめ!(原題 “Big Bucks!”)』は、会社組織の効果的な運営と長期的な成功を決定する三つの重要なファクターを説明するために、私たち二人が、共同執筆した三部作を完結する最後の作品です。そのファクターとは、より抜きのサービス提供者(邦訳『1分間顧客サービス』)、より抜きの雇用者(邦訳『1分間モチベーション』)、そしてより抜きの投資(本書)です。(p2)
序文は上のように始まっています。「投資」といってもお金の話はほとんどありません。仕事を楽しむこと、それ以上にお金儲けを重要視すること、いたずらにコスト節減を追求せず収益の拡大によって利益をあげるべきことなど、自己投資の心構えについて書かれています。
例えば、収益目標を明確に立てるべきなのはなぜか。
引用:
「最初にゴールを設定しなければならないという主な理由は、設定するまでは、ゴールまでどうやって到達するかという情報を全部得ることができないからだ」(p123)
あるいは、個人的に耳が痛かったポイント。楽しむだけでは不十分なのはなぜか。
引用:
「仕事を楽しむことは大事だけれど、楽しむことが真の目的になってしまっては、そのビジネスは決して成功しないでしょう。(略)お金儲けをしたい人はたくさんいるけれど、誰もそのことを真剣に考えていないのよ。お金をつくることをビジネスの最優先としていないの。」(p65)