カテゴリー
資料

メシのタネはどこに行った―お金儲けの神様が教えてくれた次の鉱脈の探し方!


ミニレビュー

投資の指南本でも起業・転職のススメでもありません。おカネ儲けの本というよりは、「世の中の読み方」の本という感じです。

「経済界」という雑誌に2001年5月から2002年6月まで連載した同名の連載記事を本にしたものです。この方の連載の特徴は、ある回とその次の回の内容が2割くらい重なっていること。これは連載に流れをつけるための工夫だと思いますが、単行本ではいっぺんに読みますから同じメッセージを何回も読むことになります。

これがいいんですね、意外にも。繰り返すのはどうでもいいことではなくてQさんが大事だと思っていることですから、繰り返されると頭に入る。わたしの学んだ2大メッセージは:
・ 日本は輸出で成立していると思っている人が多いが、輸出金額はGDPの1割。メイド・イン・ジャパンの最大のお客様は日本人。内需が動かなければ景気は動かない。
・ 不動産を特別扱いする固定観念から抜け出るために、土地を消耗品(耐久消費財)と考えよう。