ミニレビュー
田坂 広志さんが『目に見えない資本主義』を詩的寓話(a poetic fable)に仕立てた作品。
最初は下に貼り付けたように、TEDx Tokyoのビデオで知りました。
こういうプレゼン手法があったか!と、ちょっと衝撃でした。メッセージよりもプレゼンのやりかたの方に注意が向いてしまうあたりが、われながら薄っぺらい感じですが(笑)、なるほど田坂さんらしい、そして日本人らしい、しつらえではないでしょうか。
本書は上のプレゼンテーションの書籍バージョンです。ページの上側に日本語が、下側に英語が配された、詩的寓話と呼ぶにふさわしい、美しいつくりです。
内容は、たった10分ほどあれば上の動画で確認できますので、わたしのお気に入りの一文を引いてミニ書評に代えます。
引用:
だから 成熟した心が 目に見えない価値を大切にする心であるならば
成熟した資本主義は 目に見えない資本を大切にする資本主義なのだね
(著者に献本いただきました。ありがとうございました)