ミニレビュー
●成果を出すための、「なぜ」の問い方
ひらたくいえば、事象の本質にさかのぼって考えるための、あるいはそういった姿勢を培うための、ガイドブック。
よく「『なぜ』を5回問え」などと言います(参考:なぜなぜ分析 – Wikipedia)。しかし「なぜ」は推論の問いなので、問う姿勢(どのような方向に向けて問いを立てるか)によっては、事象の本質に迫るどころか言い訳探しに使えたりもします。
「なぜ」を正しく(何をもって「正しい」とするか、これも深い議論のあるところですが)問うためのカンドコロを、これまでの著作と同様、構造的に・平易に教えてくれます。
(著者に献本いただきました。ありがとうございます)