ミニレビュー
マイクロソフトワードの開発者でストックオプションで大儲けした人らしいと聞けば、どうしたって先入観を持って読んでしまいます。
それはさておき、共感できるところの多い本でした。特に、過剰に「棚卸し」したり「過去を見つめ」たりさせられないところ。ここが「自分ナビ」作成プログラムの視点とよく重なっています。
そもそも原題が”GETTING PAST OK“(『過ぎたことはいいじゃないか』、かな?)となっています。この前向きさ加減が多くの支持を集めている理由ではないでしょうか。
その考え方が端的に現れているのが「責任を引き受ける」という言葉です。
引用:
責任を引き受けるとは、ある特定の結果を望むことではない。
それは、すべての結果が自分の選択から生じたと考えることだ。
選択は、最善だったかもしれないし、そうでなかったかもしれない。
このような態度が「不公平症候群」に陥ることを避け、『すべての資源を一番大切なことに集中させることができるのだ。』
【参考になった書評】
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