ミニレビュー
NPOを立ち上げた著者（その経緯は前著『「社会を変える」を仕事にする―社会起業家という生き方』で詳述されています）による、ワークスタイル変革の提案。
仕事が大好きであるがゆえに、個人的な人間関係や会社、ひいては社会に害をなしてしまう。そのメカニズムが著者の個人的な経験談を通じて分かりやすく説明されています。
そして、その悪循環を断ち切るのも、やはり一人ひとりがワークスタイルを変えていくこと。制度的な不備や公平とは言えない状況は多々あれど、まずは自分の働き方から変えていこう。これは前著から変わらぬメッセージだと思います。ところどころリリックな情景描写が入ったりするのも、前著と同じ。面白い持ち味ですね。