ミニレビュー
行動経済学の解説本はいろいろありますが、量においての決定版といえるのでは。なにしろ350ページもあります。副題にある「脳のトラップ」がこれでもかと紹介されるので、いい意味でイヤになる(?)というか、あぁたしかに人間は感情で動いているのだなと、感じることうけあい。
読み物としてはよいのですが、あまりにも羅列的なので、「コレに気を付けよう」という教訓を得づらいところが難点でしょうか。どんなときにどういう具合にトラップにかかるのか、体系立てた整理を付けてもらえると、なおよかったと思います。