ミニレビュー
メールのようなふだんづかいの文章を分かりやすく書いてその目的を達成する。個人的にもとっても興味のあるテーマでした。
この本自体も分かりやすく構成されています。
第一章で「分かりにくい」文章を、第二章で「分かりやすい」文章を定義しておいて、第三章以降で具体的な「技術」を解説しています。
第三章では趣旨を素早く伝えるために「構成」を、
第四章では読む気にさせるために「レイアウト」を、
第五章では読み手を同意させるために「論理（説得）」を、
第六章では趣旨をスムーズに伝えるために「センテンス」を、
第七章では文章を滑らかにするために「推敲」を、
それぞれテーマにしています。
この順序は実際にメールを書こうと思ってから送信するまでの手順になっていますから、前から読んでいって頭に入りやすい。
ひとつひとつの「技術」が目新しいということではありません。しかし自分がクリアできているというものでもないんですよね。
このように一連の流れとしてまとめてもらえるとよいチェックリストになるので助かります。今度わたしからメールを受け取った方、その分かりやすさについてぜひコメントをお願いします